イタリア・ミラノにはデザインミュージアムがあり、第二次世界戦後の復興期から世界各国のデザインを集めた企画展「トリエンナーレ」(三年ごとに開催される展示会の意味)が開催されていました。柳宗理、渡辺力といった日本のデザイナーが世界に知られるようになったのもこの展示会(1957年)がきっかけになっていますが、ムナーリが1968年・第14回のトリエンナーレで展示空間のデザインをしてます。テーマは"Struttura abitabile globale"(グローバルに生活できる空間/構造)ということですが、写真を見る限りどこまでがムナーリのデザインなのか、ちょっとわかりにくいのが残念です。