「現実においてただ一つ不変のものとは、変化することだ」("L'unica costante della realta e la mutazione")とムナーリは語っています。変化し続けることが自然の摂理であり、それをいかに受け入れながら豊かに生きるべきか。「残念なことに、多くの人は上手に年をとると言うことができないでいる。少しでも若く見られようと振る舞うことは無意味なのに。90歳になってもなお闊達に生きた建築家ル・コルビュジェや画家ティツィアーノのように生きることだってできる筈なのに」「問題は現実とは変化し続けること。現実とともに自分も変化し続けることができれば・・・」まさに現代的なテーマですね。