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「イタリア人は両手を縛られるとしゃべれない」という笑い話?があって、要するにハンドサインや身ぶり手ぶりなしには、おしゃべりができない人たちなのだ、ということなのですが、確かにイタリア人の会話にはいろいろなハンドサインがつきものです。
この癖はかなり古くから認知されていたようですが、ムナーリは1963年に『イタリア語辞典別冊付録』と題してポピュラーなハンドサインを集めた本を作っています。
2023年は同書の出版60周年ということで、コッライーニ書店が記念のイベントをミラノで開催したという記事がイタリアの美術ジャーナルに紹介されていました。
ムナーリはこの本だけでは飽き足らず、1991年にハンドサインをフォークで表現した『ムナーリのフォーク』という本まで出しています…。