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ブルーノ・ムナーリに関するウェブサイトを立ち上げたムナーリ協会会長(数年前、NHK「奇跡のレッスン」でも紹介された方です)のインタビュー記事をご紹介します。
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(アクセス:2020/5/10)
「ウェブ時代に学べるムナーリのメソッド」 2020年5月9日付 文:アンナリーサ・トラサッティ ムナーリ・メソッドを詳述するウェブサイトを、ロックダウン中にネット公開したブルーノ・ムナーリ協会会長に聞く。 (訳注:「お家でムナーリ」、現時点ではイタリア語のみ https://www.incasaconmunari.it/index.html) 家が...この歴史的瞬間に家ができた。ブルーノ・ムナーリ協会は、子どもも大人も実験を通して創造的な方法で自分たちの世界を生きるのを助けるため「お家でムナーリ」というサイトでウェブ上にスペースを提供している。シルヴァーナ・スペラーティ会長に聞いた。
(問)ブルーノ・ムナーリについてはみな知っていますが、あなたが会長を務めるムナーリ協会は、いつ誕生したのですか?〓
ブルーノ・ムナーリ協会(ABM)は、ブルーノ・ムナーリの没後数年後の2001年に、彼の息子であるアルベルト・ムナーリ教授、ジャン・ピアジェの学生であり共同研究者でもあった心理学者・認識論者であるドナータ・ファブリ教授と共に、芸術家の協力者を集めたMU-NARIグループによって設立されました。協会が設立された主目的の一つは、かの芸術家のアート、デザイン、教育へのアプローチを特徴としたオリジナルな要素を抽出するということでした。ブルーノがお祝い事を望んでいないことはわかっていましたが、彼の洞察力と本物の思考が、他の文化芸術関係者、そしてもちろん子どもたちへの刺激になったら嬉しいですね。
(問)協会の目的と主な行動とは?〓
ABMの活動はブルーノのメソッドの遺産の研究と体系化を主な目的としていたので、時間が必要でした。その間、教師からデザイナー、文化事業者、そしてアーティストなど、彼のメソッドについてもっと知りたいと思っている多くの人々に向けて、ムナーリ・メソッドの高度なトレーニングプログラムが開発できました。それは個人的な成長の時間でもあり、創造性に対する自分自身のアプローチとの積極的な関わりの時間でもありました。この20年にわたる活動では、アルベルト・ムナーリとドナータ・ファブリから多大な方法論的支援を得て、ムナーリ・メソッドの構成要素を正しく定めることができました。こうして多くの生徒が「ムナーリの再現」(これは不可能なことですが)ではなく、彼のアプローチの要素を用いて新しい可能性を発見し、別の視点から彼の作品を見直すことができるようになったのです。
(問)この中で、ワークショップの役割は何なのでしょうか?〓
ブルーノ・ムナーリ協会は展覧会と連携するワークショップに関するものなど、かの作家の直感の一部を「役に立たたない」ものでない、それ自体が「未来へ」、すなわち子どもたちのために実験の次元を提供する、文化的な活動で発展させることに力を注いできました。それら重要な努力は最後に新しいプロジェクトに向かいます:その一つは2015年万博イタリア館でのムナーリのインスタレーションで、日本のテレビ番組とのコラボレーション、ローマ市との10年間の活動、子どもたちへのサービスなどもあります。
(問)ポータルサイトのアイデアはどのようにして生まれたのですか?〓