以前ご紹介した「触ってみようの実験室」(lavoratori tattili)のプログラムの中に「触ってみようの手紙」とでも言えるような触覚を喚起するオブジェを作るアイディアがあります。ムナーリのスケッチによると、天井から下がった紐にさまざまな触感の素材が、作り手のメッセージにそって組み合わされ、それを触ってどんなメッセージを受け取ることが出来るだろう、というもののようです。このワークショップはイタリアではベバ・レステッリさんたちが引き継いで現在も展開しているようですし、昨年末東京で開かれたブルーノ・ムナーリ展のワークショップでも見ることが出来ました。