130. ムナーリと武満徹
2006-01-09


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先日ブルーノ・ムナーリのインタビュー映像を見たとき、ムナーリ自身が「自分のワークショップで音楽をかけるとしたら?友人のタケミツの曲をかけたい...」と言っているのを聞いて、「きっと瀧口修造を通じて知り合ったのだろう」と思っていたのですが、ちょっと調べてみたところ、武満の作品に「munari by munari」という打楽器曲がありました。ムナーリからプレゼントされた「読めない本」に想を得て書かれた曲とのこと。「作曲:1971年(72年改訂)、編成:perc(s)(演奏時間:不確定)、初演:1971年10月28日 パリ「現代音楽の日々・武満徹の音楽」、初演者:ツトム・ヤマシタ、ジェラール・フレミイ(pf)」「楽譜は一辺が23センチメートル余りのほぼ正方形の薄い本で、赤茶白黒の形も大きさも異なる紙片が綴じ込まれている。赤と茶の紙には曲線的な切り抜きがあり、赤は「速く」、茶は「遅く」を意味する。白い紙には“Rubinstrument”“Breathe the bells as wind”といった謎めいた言葉が、また黒い紙には五線に音が書かれている。」とあります。ちなみにCDはポリドールから(POCG-3656)出ているようです。

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